磁浮
上海の出張から昨夜帰国しました。
上海浦東国際空港から磁浮列車(Maglev Train)と称されるリニアモーターカーに乗ると約7分で市内の地下鉄2号線、龍陽路駅に着きます。
最高速度、時速431キロ。
仮に成田空港から同じスピードで走れば約11分で東京駅に到着する計算になります。出発直後や到着間近の減速を考慮したとしても約20分といったところでしょうか・・。
上海磁浮列車の場合、乗車料金も50元ですので、日本円に換算すると750円。
さて上海の印象ですが、世界同時不況の影響を受けているとは言え、相変わらず活気に溢れていました。人々はタフで、逆境にもめげない生活力、たくましさが感じられます。
テレビではクリントン国務長官が中国を来訪していた時のスピーチを放映していました。
先日クリントン国務長官が日本を訪れた時は、
「日米関係は米国にとっても重要な Cornerstone だ」と日本を持ち上げていましたが、
中国での発言は:
「今回の世界不況の解決の為には、米国と中国の2ヶ国が世界でリーダーシップを発揮していくことが不可欠だ。」
確かに、世界最大の債権国となり、減速したとはいえ、プラスの経済成長を続けている中国。
この中国が対GDP比で13%にも上る4兆元の景気刺激策を実施中とあれば、クリントン長官をして「米国と中国の2ヶ国が世界でリーダーシップを発揮」と言わしめるだけのことはあるように思えてきます。
麻生総理は「世界で一番先に不況を脱するのは日本だ」と力説していたはずなのですが、さていったいどうなるのでしょうか。
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