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2009年3月22日 (日)

2兆5000億円を失った男(その3)

バフェットの過去1年間の投資実績は平均並みでしたが、この1年間だけで評価するというのもフェアではありません。

過去20年間で見ると下記の通りバフェットの圧勝です

(青字がバークシャー、赤がS&P500)。

Bkr_vs_sp_20_years

もっと遡って、1965年から2008年にかけてバークシャーのリターンは年率20.3%。一方、S&Pは8.9%。

年率ベースのこの差は、単純倍率にすると、バークシャー 362,319%に対し、S&Pは 4,276%。

1965年に10万円投資していると、S&Pでの運用では10万円は400万円強になっています。

一方、1965年に10万円を投じてバークシャーの株を買っていれば、同じ10万円は、こちらでは 3億6000万円強になっています。

年率(複利)ベースでの少しの差も、長い年月ではこのように大きな差になります。

こうして見ると改めてバフェットの凄さを実感出来ますが、それと同時に、今回の金融恐慌の激しさもまた痛感してしまいます。

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