父と子の旅
アメリカの友人が昨年の感謝祭に送ってきたメールを、昨年このブログで紹介しました。
そのときは英語のまま掲載しましたが、今般、和訳する機会がありましたので、訳文の方もご紹介します(一部意訳してあります)。
* * *
ある日、大金持ちの父さんが、息子を田舎への旅に連れてった。
貧乏人のくらしがどんなものか見せようという魂胆だった。
2人は、ごくごく貧しい一家の農場で2~3日、朝から晩まで過ごした。
旅から家への帰り道 父さんは息子に尋ねた。
「旅はどうだったかね」
「素晴らしかったよ、父さん」
「貧しい人のくらしがどんなふうか、分かったかね」と父さんは尋ねた。
「うん」と息子はこたえた。
「では、話してみなさい。旅から何を学んだのかい」
息子はこたえた。
「ぼくたちの飼っている犬は1匹だけど あの人たちは4匹も飼っていたよ。
ぼくたちのプールは庭の真ん中までの大きさだけど あの人たちの小川はどこまでも続いていたんだ。
ぼくたちの庭には、外国製の庭園灯があるけれど、あの人たちは夜空に星があるんだ。
ぼくたちの庭は家の前までだけれど、あの人たちのは地平線まで全部なんだ。
ぼくたちはちっぽけな地面に住んでいるけれど、あの人たちは見えなくなるほど遠くまである広いところにいたよ。
ぼくたちには仕えてくれる召使いがいるけれど、あの人たちは他のひとたちのために働いていたよ。
ぼくたちは食べ物を買うけれど、あの人たちは自分たちで育てているんだ。
ぼくたちは自分を守るのに家のまわりを壁で囲んでいるけれど、あの人たちには守ってくれる友達がいるんだよ」
男の子の父さんは言葉もなかった。
それから男の子は付け加えて言った。
「ありがとう父さん。ぼくたちがどんなに貧しいか教えてくれて」
* * *
この一文の後、友人は、私へのメールをこう結んでいた。
「ものの見方とはすごいものだと思わないか。
みんなが自分の持っていないものを気に病むかわりに、自分の持っているもの全てに感謝するならば、いったい何が起きるかと考えさせられる・・・」
* * *
アメリカという国はたしかに変わってきた。
| 固定リンク



コメント
はじめまして。
いいお話ですので
このエントリーを私のブログで引用させてもらってもよろしいでしょうか?
投稿: SHINYA | 2009年3月15日 (日) 00時33分
SHINYA様:
岩崎です。どうぞご自由にお使いになってください。そもそもこれを送ってきた私のアメリカの友人も、一人でも多くこういった話が伝わるよう広めて欲しいと言っていました。
投稿: 岩崎 | 2009年3月15日 (日) 09時06分
快諾ありがとうございます。
引用させていただきます。
見方というか、物事にはやはり裏表がありますね。
投稿: SHINYA | 2009年3月15日 (日) 23時26分
はじめまして。
大変新鮮に読ませていただきました。
ボクのブログでも紹介させていただきます。
投稿: upako | 2009年4月 7日 (火) 20時07分