« いよいよ秒読みか | トップページ | Who are you? »

2009年6月 2日 (火)

独眼流

『2008年の大暴落を事前に予知し、警鐘を鳴らしていた』という方は結構います。

しかし実際に大暴落を前に、ポジションをクローズして、見事に株式や不動産を現金化させていた ― こんな方はいるのでしょうか。

『2008年の春から夏にかけて売り抜けていた』という個人投資家の方は結構います。

日経平均にして12,000円~14,000円のレベルです。

『もっとすごい方がいますよ』

先日、兜町の方と話していたら、こんな話を耳にしました。

『独眼流ですよ』

* * *

調べてみたら、独眼流は確かに警鐘を鳴らし、そして(彼が創業した)立花証券の財務諸表を見る限り、実際にポジションをかなりクローズしていたことがうかがえます。

以下(青字部分)はネットで調べたもので、実際に私が当時の記事にあたったものではないのですが、2006年12月、独眼流こと石井久氏(立花証券相談役)は日経新聞で次のように述べていたとのことです。

「今はさしあたり五合目。これが天井に近づいたら、私は人生最後の売り推奨を出すつもりだ。それが立花証券のお客様や従業員への最後の恩返しになると思っている」

「株というのはどこかで大天井を打つ。その局面で必ず持ち株を全部売ることを念頭に置いた上で投資してほしい」

* * *

Wikipedia によると、石井久氏は、

『「独眼流」のペンネームで予言を次々に的中させるが、その中でもスターリン暴落を予言したといわれる「桐一葉 落ちて天下の秋を知る」は証券業界では語り草になっている』

とのこと。

清水一行の経済小説『大物』のモデルになっているとのことでしたので、私は早速アマゾンで古本を注文していま読んでいます。

|

« いよいよ秒読みか | トップページ | Who are you? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いよいよ秒読みか | トップページ | Who are you? »