選挙の季節
選挙の季節だ。
東京都議会議員の選挙は7月12日(日)。
一方、衆議院議員は今年9月10日には任期満了となるので、たとえ解散が無くとも、衆議院議員を選ぶ総選挙も比較的すぐに行われる。
そのような中で関係者に衝撃が走ったという。
横須賀市長選挙だ。
現職の蒲谷亮一氏(64)は自民、民主、公明の支援を受けた。
公明の組織票に加えて、本来なら対立するはずの自民と民主がここでは相乗りして支援。
支援の対象となった現職市長の経歴も一見したところ文句のつけようがない。
栄光学園中学校・高等学校(当時横須賀市)に学び、東京大学法学部入学に入学。
卒業後は自治省(現総務省)に 入省。以降、札幌市助役、宮城県副知事等を歴任。
平成13年には横須賀市助役(副市長)に就任。
平成17年に横須賀市長に当選。
それだけではない。
念には念を入れろということなのだろう。
現職知事は小泉元首相にも応援の依頼をした。
5月から4回にわたり小泉元首相は蒲谷氏の応援で地元入り。
14日には01年の首相就任以来一度もなかった市内での街頭演説をし、「厳しい時こそ、まじめな人に横須賀市政をしてもらいたい」と呼びかけていたという(詳しくは『こちら』)。
そもそも横須賀市は36年間も官僚出身市長が続き「天領」と呼ばれていた。
マスコミ報道では直前まで現職の楽勝という予想だったらしい。また、ある衆議院議員の秘書が人脈で集めた情報でも1日前まで現職圧勝で固まっていたという。
それがなぜか蓋を開けたら、33歳の若者、吉田雄人氏に負けてしまった。
新聞の解説記事には、『無党派層を取り込んだ』とあるが、解説になっていない。
なぜ彼は無党派層を『取り込めた』のかが書かれていないのだ。
今後、マスコミによる更なる取材・分析・解説が試みられるだろう。
私は学生時代に『政治学』を専攻したが(注:これでも早稲田の政治学科卒業です)、今回の横須賀市長選は学問的にも興味深いテーマとなるだろう。
オバマを当選させたような草の根活動、それもインターネットを使った支援活動が奏功したということだろうか。
確かにボランティアで働いた支援者たちの中には、ネットに長けた者たち(長けたというよりも、むしろ『スーパープロ』の人たち)が何人かいたようだ。
吉田氏のウェブサイト(→『こちら』)を見れば、それは一目瞭然だ。
デザイン性にも優れ、次のページを覘いてみたくなる。各所で効果的にYouTubeが使われ、Google Mapなども上手く使われている。
自民党の国会議員などの古いタイプの政治家(恐らくは多額なカネをかけて大手広告代理店に頼んでいるのだろうが・・)のホームページと比べてみると、その違いが良く分かる。
例えば麻生首相のウェブサイトで動画を見ようとすると、「太郎ちゃんねる」の読者登録を求められるのだ・・
吉田氏のウェブサイトは著しく低いバウンスレート(直帰率)を記録し、ビューアーの平均滞在時間も長かったという。
もちろんウェブページだけではない。吉田氏の活動状況(→『こちら』)を見ると、たとえば6月17日、彼は朝6時30分から夜11時30分まで、駅立ち演説をしていたことが分かる。
その昔、選挙は魔物だと言った政治家がいた。そして横須賀では若者が山を動かした。
156年前、ペリーが浦賀沖にきて日本は変わった。今回の横須賀市長選も日本を変える起爆剤となるのだろうか。
今日から7月。
選挙の季節に入った。
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コメント
はじめましてです。
小泉の悪行は横須賀の友達に吹聴しときました。多少なりとも貢献できたかな!?と思います。
官僚政治は国を滅ぼします。国政も政権交代して、この閉塞した世の中を変えていきたいですね。
投稿: とも | 2009年7月 1日 (水) 03時59分
こんにちは
>自民、民主、公明の支援
これが本来はありえないですよね。
>官僚出身
さらにこれが元凶だと国民は気付き始めたのではないでしょうか?
大阪がそうですから・・・。
投稿: SHINYA | 2009年7月 1日 (水) 15時21分