寡黙
「投資に係る者は寡黙でなければならない」
こう言ったのは、ニコラス・ロディティでした。
かつて、ソロスの片腕として活躍し、英国で highest tax payer になった人です。
1998年。私はロンドン郊外のハムステッドの自宅に彼を訪ねました。
たった1時間ほどの面談でしたが、私にとってロディティの一言一言はとても含蓄のあるものでした。
そしてロディティの白亜の殿堂を去る時。
私は、22年間勤めた興銀を辞める決意を半分ほど固めていました。
* * *
さて日本で highest tax payer になった人。
かつて年収100億円のサラリーマンとして話題になった清原さんのインタビュー記事が今週の週刊ポストに載っています。
たった2頁の記事ですが、380円を投じて週刊誌を買うだけの価値はあると思います。
清原さんもずっと寡黙を通してきましたが、今回少しだけ喋りました。
それだけに一言一言は重いと思います。
一点だけ私なりの解釈を付け加えると、日本の中小型株の見通しは、彼はここをロングにしているでしょうから、割り引いて聞く必要がありそうです。
ただそれ以外のところは非常に含蓄ある発言だと思いました。
何よりも市場を前にして謙虚になる。
私自身を振り返ってみても、謙虚さを無くした時に失敗しています。
* * *
話は変わりますが、M&Aでも寡黙が要求されます。
JALの件でどうしてこんなに国土交通省の名前が新聞に出てくるのか、公務員には守秘義務が無いのか。毎日、不思議に思って新聞を読んでいます。
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