アフガニスタンとパキスタン
「ひとつ事実を確認させてくれ」。黙って議論を聞いていたジョー・バイデン米副大統領が口を挟んだ。9月13日の日曜、バラク・オバマ大統領と少数の補佐官だけを交えたミーティングでのことだ。「今年、アフガニスタンにはいくら使う?」
650億ドル(注:5兆9000億円)です、と誰かが答えた・・
「なるほど。われわれはアフガニスタンに(パキスタンの)30倍もつぎこんでいる計算になるな」・・
「そこで質問だ。アルカイダはほぼ全員がパキスタンにいる。そのパキスタンには核兵器がある。それでもわれわれは、パキスタン向け1ドルごとにアフガニスタンに30ドルを費やしている。これは戦略的に正しいだろうか?」 (上記誌17頁)
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11月12日のワシントンポスト紙によると、アフガニスタン駐在のアイケンベリー米大使がオバマ大統領に対し、同国への米軍増派を見合わせるよう進言したと伝えたとのこと(詳しくは『こちら』)。
一方、10日付けのニューヨーク・タイムス紙(『こちら』)によると、アフガン増派に賛成なのは、ゲイツ国防長官、ミューレン統合参謀本部議長、クリントン国務長官。増派をするだけの価値があるかどうか、増派に懐疑的なのはバイデン副大統領とエマニュエル首席補佐官。
アフガン情勢にどう対応するか ― 政権内部でも意見が割れる中、オバマ大統領は来日時の記者会見で『間もなく決断する』と述べるに留まりました(『こちら』)。
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