『死ぬ前にどう生きるか』 (その4)
Steve Jobs のスピーチ。 前回からの続き(第4回)です。
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今回のスピーチでは冒頭、「3つのことを話す」と言って話を進めてきた。
さて第3番目は、死に関する話だ。
私が17歳の時、こんな言葉をどこかで読んだ。
「毎日、これがあなたにとって人生最後の日だと思って生きる。実際にその通りになる。誰にもいずれは必ず人生最後の日というのがやってくるのだ」。
この言葉は私に強烈な印象を与えた。
そしてそれから現在に至るまでの33年間、私は毎朝鏡を見て自分自身にこう問いかけてきた。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にやりたいだろうか」。
この質問に対する答えが「ノー」の日が何日も続くと、私は何かを変える必要があると思うようになってくる。
自分は遅かれ早かれ「何れは死ぬ」、そのことを思い出す ― これは私が人生で重要な選択を迫られ決断を下すときに、もっとも役にたった方法だった。
というのは、ほとんど全てのこと、それが外部からの期待であれ、己のプライドであれ、恥ずかしい思いや失敗に対する恐怖であれ、そういったもの全てが、死の前には意味を持たなくなる。消え失せてしまうのだ。そして真に重要なものだけが後に残る。
自分もいつかは死ぬということを思い出す ― このことは、自分は何か失うものがあるんじゃないかと思ってしまう「わな」に陥るのを避ける最善の方法だ。
我々は失うものがあると恐れる必要などは何もない。もうすでに素裸なんだ。
自分の心が導くままに生きる ― そうしない理由などどこにもないはずだ。
今から1年ほど前の2004年、私は癌と診断された。
朝の7時半にスキャンを受けたところ、私のすい臓にクッキリと腫瘍が映っていた。
私はその時まで、すい臓が何かも知らなかった。
医師たちは私に、「これはほぼ確実に、ある特別なタイプの癌であり、それは治療不能だ」と言った。
残された命は3ヶ月から長くても6ヶ月、それ以上は期待できないとのことだった。
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続きは次回にします。
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