Eurozone Bond Holdings
ユーロが急回復したのを受け、ニューヨークのダウも今年2番目の上げ幅を記録。
相場は激しく乱高下していますが、今回の切っ掛けは、フィナンシャルタイムス (FT) の記事にあったのかもしれません。
5月26日18:43 に FT は、「中国はユーロ圏の債券(国債)への投資を見直す」と報じました(『こちら』)。
これに市場が反応し、ユーロ安(欧州信用不安)、株安となったのですが、昨晩のニューヨークでは、中国の高官がこれを否定したことが報じられ、上述の通り、マーケットは急回復。
世界市場における中国の存在感を見せつけられた形となりました。
と同時に、マーケットは欧州信用不安に対して極めて神経質になっている-このことが改めて確認された一幕でした。
当面市場は乱高下を繰り返すかもしれません。ギリシャから、(より経済規模の大きい)スペインに飛び火するのを防げるかどうか(下記注参照)-このあたりが危機を封じ込めることが出来るかどうかを占う上でのポイントとなります。
【注】169対168の僅差でスペイン議会は昨夜150億ユーロの歳出削減を可決。
ニューヨークタイムスは the knife-edge vote と報じています(『こちら』)。
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