Flashdance
一昨日紹介したスティーブ・ジョブズのスピーチは映画『フラッシュダンス』の音楽と共に始まります。(YouTubeの『動画』でまだ画面が暗いうちに15秒ほど流れる音楽です)。
1983年に公開されたこの映画が大ヒットした時、私は米国に駐在していました。
この映画は当時の米国を非常によく現していると思います。1980年代の米国は社会全体がなんとなく自信を無くしていた時代でした。
映画は製鉄の町、ピッツバーク市を舞台とするものでしたが、製鉄業の凋落は既に始まっており、インランド・スティールは新日鐵との提携に何とか活路を見出します(『こちら』)。
自動車は日本とドイツ勢にやられ、家電も壊滅状態でした。
しかしその中で、アップル、インテル、マイクロソフト、サンマクロのような企業が続々と立ち上がり(あるいは、成長を遂げて)、その後の米国を引っ張っていきます。
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さて現在の日本。
100年を超える歴史を持つレナウンが中国企業に買収されました(より正確には山東如意が41%の筆頭株主となる)。
日本でも30年前の米国のように、新しい企業群が起きてきて、日本全体を牽引していけるのかどうか・・。
産業構造の転換が進むのかどうか・・。
フラッシュダンスで溶接工(Welder)を演じるジェニファー・ビールズ(この時彼女はエール大1年生)を見ていて、そんなことを思いました。
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Flashdance、『こちら』のYouTubeもお勧めです。
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