イスタンブール(その2)
一週間ほどイスタンブールに行ってきました。
ボスポラス海峡をゆったりと行き来する船を眺めていると日常の喧噪を忘れます。
下の写真、海峡の対岸はアジアの大陸でアナトリア半島の先は、シリア、レバノン、イラク、イランへと続いていきます。
手前はヨーロッパ側で、200キロメートルほどすれば、ギリシャやブルガリアとの国境に行き着きます。
イスタンブールのアジア側とヨーロッパ側を結ぶボスポラス橋が開通したのは、今から37年前の1973年。
今でも多くの人たちはアジア側に住んで、橋を利用せずにフェリーに乗ってヨーロッパ側のオフィスに通勤してきます。
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トルコは1990年代、年率100%を超えるインフレに苦しみ、2005年に100万リラ=1新リラのデノミを実施。
今では経済も大分落ち着きを見せてきていますが、人々の関心はやはり世界経済の今後のゆくえ。
はたして景気の2番底(ダブルディップ;double dip)があるのかどうか。
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イスタンブールから北西に1200キロ、ウィーンで開かれていたIIF(Insititute of International Finance)の会議におけるジョージソロスのスピーチ。
このスピーチ(下記;6月10日)がイスタンブールの経済人の間でも注目を集めていました。
『金融危機は終焉とは著しくかけ離れた状況にある(financial crisis is far from over)・・・
ユーロは著しく均衡から外れた状況にある(euro is in what I call a far-from-equilibrium situatiojn)・・・
これについては6月23日にベルリンのフンボルト大学で話す』
(ソロスのスピーチの全文は『こちら』)。
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