よもや私の預金が・・
「よもや私の預金が・・」
日本振興銀行に1000万円を超える預金をしていた方たちはそう思ったに違いありません。
私自身、預金と株とでは違いますが、リーマン破綻時にリーマンの株を持っていて、「まさか・・」と絶句したものでした(この間の事情は拙書「リーマン恐慌」に書きました)。
(注)これは実在する小説。「こちら」で購入可です
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自分自身の預金を守るために以下のことを心がけた方が良いと思います。
(1)金利が良いからと言って1000万円を超える預金を預けない
金利が良いのは、「金利を良くしないと預金を集められない」、
すなわちそれだけリスクの高い銀行である場合があります。
日本振興銀行に1000万円を超える預金をしていた方たちも、ほとんどが「金利が高い」といった理由で預金をした人たちでした。
(2)新聞記者は「この銀行は危ない」といった記事は「書けない」ことを知る
そんなことを書けば、その記事が引き金となってその銀行が潰れてしまいます。
事実、新聞を丹念に読んでいても今回振興銀行が破綻することは事前には分かりませんでした。
(3)上場していれば株価が最良の指標になる
逆に上場していない銀行に預金を1000万円以上集めるのは、なぜ上場していないのかを調べるなどして、良く考えてからにした方が安全だと思います。
主な銀行の現在の株価と時価総額です。
三菱東京UFJ 株価403円 時価総額5.7兆円
三井住友 株価2539円 時価総額3.6兆円
みずほ 株価130円 時価総額2.8兆円
りそな 株価868円 時価総額1.1兆円
新生 株価 63円 時価総額0.1兆円
あおぞら 株価120円 時価総額0.2兆円
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コメント
なんとホットな本を御自分でお書きになったもので…売り切れでしたが
彼の著作を読んでも内容は堅実な事しか書いていなかったので、最近の展開は予想外な感じです。
最近なにやら飛ばしの噂もありますが、どうも金融腐食列島の世界観のほうが近い感じですね。
投稿: 為替好きな大学生 | 2010年9月12日 (日) 22時25分