「あと3年は景気の低迷が続く」(米FRB)
朝鮮半島情勢やアイルランド問題にもかかわらず株式市場は今のところ比較的堅調に推移しています。
昨日(24日)のニューヨーク市場。マーケットはアメリカの11月20日週の新規失業保険申請数を435,000と予想していましたが、実際は 407,000と少なめの数字ですみました。
前週は441,000でしたので、34,000の改善です。
結果、ダウは1.4%近くも上昇した上で、25日の感謝祭を迎えることとなりました。
しかしながら、喜んでばかりもいられません。米FRBが23日(火)に明らかにした11月2-3日の会議の議事録。
ここでは、FRBが米国経済見通しについてかなり悲観的に見ていることが分かります。
詳しくは『こちら』の記事が参考になりますが、以下では特に失業率の見通しに注目してみましょう。
Federal Reserve officials' new forecasts for unemployment
2010: 9.5%-9.7%
2011: 8.9%-9.1%
2012: 7.7%-8.2%
2013: 6.9%-7.4%
Source: Federal Reserve
要はFRBは2013年まで失業率7%台が続くと見ているということです。
米国では特に若者層の失業率が深刻で、11月2日の『ブログ』でも書きましたが、現在、米国全体の失業率が9.6%のところ、若者(24歳以下)の失業率は19.1%です。
日本でも10月1日現在の就職内定率(来年3月卒業者)は57.6%となっています。(下記のグラフは『こちら』からとりました)。
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