幻冬舎MBOのゆくえ
幻冬舎が10月29日に発表したMBO。
公開買付価格は22万円でした。
私は11月1日付のブログ(『こちら』)で、
「米国であれば、このような場合、『だったら私が、22万円ではなくて、24万円でTOBする』という対抗馬が出てくることが予想されます」
と書いたのですが、
ケイマン諸島に設立された投資ファンドのイザベル・リミテッドが、幻冬舎の株式を8397株(30.6%)を取得したことが、12月7日判明しました(『こちら』)。
EDINETでイザベル・リミテッドが提出した大量保有報告書(『こちら』)を見ると、
イザベルは12月3日に532株、12月6日に3401株を取得しています。
幻冬舎の株式の12月3日の出来高が644株、12月6日の出来高が3646株でしたので、
それぞれ市場全体の取引のうち83%(12月3日)および93%(12月6日)が、イザベルによる取得であったことが分かります。
この結果、幻冬舎の株価は12月6日の時点で25万2千円にまで上がり、TOB価格を14.5%上回ってしまいました。
イザべルによれば保有目的は
「純投資(但し、投資一任契約等に基づく顧客資産運用のため)
状況に応じて重要提案行為等を行う可能性があります」
とのこと(『こちら』)。
なおイザベルの取得資金(19億1000万円)は、顧客資金に基づく立花証券での信用取引となっており、実際に議決権を得るには現引きが必要となってきます(『こちら』)。
「現引きをするための株の手当てに不透明感が漂う」(『こちら』)との見方もあります。
MBOにおける公開買い付け期間は12月14日までとなっています。
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