武田邦彦さんのブログ
武田邦彦さんは、 内閣府原子力委員会、 内閣府原子力安全委員会などの専門委員を歴任。
東京大学工学博士、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て、現在中部大学教授。
一般の方にはベストセラーとなった『偽善エコロジー』、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』などの著者としての方が馴染みがあるかもしれません。
武田さんはコントロバーシャル(controversial; 論争を招くような)な説を展開している学者と見られていますが、彼のブログは一読すべきだと思います。
昨日午後10時にアップされた武田さんのブログはこちら。
昨晩9時のNHKの放送で
『報道された放射線の値は高いのに NHK とそこに出ていた東大の先生が「健康に影響がない」と間違ったことを言っていたので、少し焦りました』
と書いています。
測定で160マイクロシーベルトと出た場合、東大の先生は「健康に影響がない」との結論を出しますが、武田さんによれば、
『一般人が年間に被爆しても大丈夫な量は1ミリシーベルトとされていますから、
1000÷160=6時間となり、
福島原発の北側30キロにいる人は
7時間だけそこにいたら一般人が1年間で浴びていいという基準値を超えることになります』
とのことです(詳しくはこちら)。
たとえば東京。
武田さんのブログによると、
『3月15日頃の東京の高い値は1マイクロシーベルトぐらいだった。
(東京に1ヶ月少し住むと、1ミリシーベルトで、1年ぐらい住むと子供はかなり危険。胃のレントゲンが1回で600マイクロシーベルトだから、1ヶ月で2回のレントゲンを受けることになる)』(詳しくは『こちら』)。
もちろん武田さんの議論の前提は、「こういった値がそのままずっと続けば」というものでしょう。
また武田さん自身がブログで書いているように
「人間には放射線に対する防御力があり、強い放射線を短時間に浴びるよりも、間歇的に放射線を浴びれば、人体がその損傷を回復してくれる」
(すなわち同じように総量1ミリシーベルトと言っても、短時間に総量1ミリシーベルトを浴びるのと、長い時間かけて浴びるのでは意味合いが違う)
といった側面もあるでしょう。
ただテレビで「30マイクロシーベルトだから安全」とコメントするのも確かにおかしいと思います。
『福島原発から北へ50キロ程に住んでいる人たちは、1日以内に一般人が1年で浴びても良いとされる放射線を上回る可能性があります』
こう武田さんは警鐘を鳴らしています(『こちら』)。
我々に出来ることは、ここ当面の間はあまり必要性の高くない外出は控えて、出来るだけ屋内、室内にいること。
その方が浴びる放射能の量も少ないでしょうし、公共交通機関の渋滞緩和、ガソリン消費量の節約にも役立ちます。
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コメント
人が浴びる放射線量についてはMITのページではEUのフライトクルーは20ミリシーベルト/年(=20,000マイクロシーベルト/年)としています。( http://mitnse.com/2011/03/16/radiation-introduction-and-radiation-status-for-fukushima/ )
かつ福島原発近辺のここ数日の放射線量はほぼ10マイクロシーベルト/時間以下で推移しており、EUフライトクルーの浴びる2万マイクロシーベルト/年に達するには、20,000/10=2,000時間、すなわち83日間ぐらいかかります。事態が現状のまま推移するなら数ヶ月内に移動の必要を検討すべきかもしれません。文科省が福島の放射線量を発表しています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303726.htm
ただでさえ、人々の心理が冷え込むときです。事実に基づいた判断で、避けられる危険は避けるべきですが、経済の活性化は今後の日本の一番の課題なので、不必要に「外出を避けましょう」と呼びかけるのは、かえって自らの首を必要もないのに絞めてしまうのではないかと思います。
投稿: 大内英朗 | 2011年3月19日 (土) 17時22分
はじめましてアトミックと言います。
武田邦彦教授は他の専門家と違い事実を伝えてくださってますね。
利権や癒着が多い専門家や教授らは、
お上の言いなりであてに出来ませんね。
参考まで
大学研究室と原発業界の癒着
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/57.html
放射線の専門家に自重を求める
http://takedanet.com/2011/03/post_aea1.html
atomic 真実を知らないと危ない!
http://sites.google.com/site/atomicutc/
放射能 原発問題 言わせてください
http://utc-atomic.blogspot.com/
投稿: アトミック | 2011年4月22日 (金) 00時05分
初めまして、柳川と申します。私には、あふれている放射線の情報を租借することは出来ません。政府の指示を信用するしかないと思っています。国民が選んだ政府ですから・・・。ひとつだけお教えください。先生が放射線の危険性を訴えられるたびに、福島県への風評と差別が増加します。福島の人々は危険ですか? 隔離すべきですか? 福島が大好きな一人として、南相馬でボランティアを行った日本人として、悲しすぎます。どうか福島の進むべき道をお示し下さい。
投稿: 柳川 廣美 | 2011年4月26日 (火) 06時31分
私も福島が大好きな一人です。
以前このブログにも書きましたが、興銀入社時に勤務地希望調書というものを提出させられました。どこの支店に勤務することを希望するのかを人事部に提出するものなのですが、私は第一希望、福島と書いて出しました。
110人の新入行員がいて「福島と書いたのは2人だけだった」と当時人事部の人に言われました。
また興銀時代、私と一緒に働いていたA君は福島、会津の出身で、『最後まで(明治政府に対して)戦ったのは会津だけだ』とよく話していました。大変な『侍魂』の持ち主でした。
政府による昨日の会見では、
『多くの予測結果が得られながら、
大部分の情報が公開されずにいた
放射性物質の拡散推計システム「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」
の過去のデータと、今後のデータをすべて公表する』
と述べました。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/04/post-1000.html
そして今後は
『原則としてすべての情報を公開する』
としています。
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201104250125.html
風評や差別は正しい情報がきちんと伝えられないことから生じます。
投稿: 岩崎 | 2011年4月26日 (火) 08時59分
岩崎さん、始めまして。
武田先生のブログ、毎日拝見してます。
最近、オオマサガス (酸水素ガス)
水から作ったガス、余った電気をガスにして蓄える、素人から見れば実に良いエネルギーに見えるのですが、どうなんでしょう?
投稿: sekihatu1616 | 2011年7月24日 (日) 23時11分
sekihatsu1616様
オオマサガスについてはテレビや週刊誌で見たことがありますが、私にはそれ以上の知識がありません(すみません)。
武田先生、今日夜11時からの情熱大陸に出ていましたね。http://www.mbs.jp/jounetsu/
番組が終わって30分も経っていないのに7000件を超えるtweetが寄せられているようです。
投稿: 岩崎 | 2011年7月24日 (日) 23時54分
放射能について宇宙に飛ばす方法
放射能汚染された物を
現在ある原子炉のプルトニウムとかを使って
いらない金属を使って全て飛ばせないかしら?
募金とかでお金が集まっていますよね?;ー)
海に捨てるより宇宙をゴミ箱にした方が良いと思うんです。
投稿: 太郎 | 2011年10月 8日 (土) 17時49分
武田邦彦さんの言っていることは、いつも正論だと思う。
地球温暖化に関しても、実際私は嘘だと思う。
だけど多くの人は、物事が正しいかどうかよりも
どちらに味方すれば得をするかで動いているわけで
そう言う意味で考えた時
心の中では、武田邦彦さんの言っていることが正しいと思っても
人前では、一般的に正しいと信じられていることを正しいと言うのではないかと思う。
今日この頃
投稿: サルトル | 2012年1月22日 (日) 17時30分
広島市内に住む63歳の男性です。広島への原爆投下以降、市内を除洗していませんが、土壌、樹木の残留放射能はどの程度残つているのでしょうか.
投稿: 丹下 喜久夫 | 2012年3月 1日 (木) 08時51分
初めまして。田村忠規といいます。
私は筋ジストロフィーを抱えています。
普段、油絵を描きながら人生を楽しんでいます。
是非、私のHPをみてください。
投稿: 田村忠規 | 2012年3月23日 (金) 16時16分