MEGAQUAKE
出版社に勤めるA編集長と話していましたら、
「いま書店で売れているのは、原発や地震関係の本。それ以外は動きがにぶくなっています」
とのこと。
本日の朝日新聞「再読」コーナーでも地震関連のもののみが5点紹介されていました。
このうち私が興味を持ったのは下記2点。
昨年1~3月にNHKスペシャルで放映された番組の書籍版とのことですが、この時すでに
「東日本沖のプレート境界で起きる巨大地震がマグニチュード9クラスになる可能性も指摘し、千年に1度の大津波がいつ来てもおかしくないと予見」
していたといいます。
朝日新聞「再読」コーナーの記者、坂本さんは、
「『想定外』という言葉を、安易に使うのをためらわずにいられなくなる」
と結んでいます。
これは下記の「再読」の文章が興味をそそりました。
「国難のときの今、我々は国家の指導者がうろたえ、過ちを繰り返す醜態しか思い浮かべられない。
1973年にベストセラーになった小松左京のSF小説を原作として、国土消滅の危機を描いたこの映画は、丹波哲郎が演じた首相が事実上の主人公だった」
ずいぶんと昔の映画ですのであまり覚えていませんが、「首相が事実上の主人公だった」とは・・・。
原作の小説を読んだのも私が学生の頃です。
その後、何回か引っ越しを繰り返すうちに書棚からは消えてしまいました。
荒唐無稽なストーリーと思われたSFの世界が、「もしかして・・」と思わせるようになってくるとは当時は夢にも思いませんでした。
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