現場の声
若くして亡くなられた中川昭一元財務大臣を初めてとして、興銀を辞めて政治家になった後輩たちが何人かいます(『こちら』に主な人たちの名前が載っています)。
その中の一人が少人数(10~20名)の勉強会を毎月催していて、私も時間が許す限り参加するようにしています。
2~3年前でしょうか、青山繁晴さんがこの勉強会の講師として招かれていました。
100名近くを集める政治家のパーティーと違い、少人数の勉強会です。講師の青山さんは、かなり「突っ込んだ、中身のある話」をしていました。
さてその青山さんが今般、福島原発内部に入り、現場で指揮を取る所長の吉田昌朗氏にインタビューしました。
そしてそのときの模様が、関西テレビ・スーパーニュースアンカー「青山繁晴のニュースdeズバリ!」で放映されました(4月27日)。
(なお一部はフジテレビのニュース番組でも放映されていたので、そちらでご覧になった方も多いと思いますが、フジの方は時間的制約の関係か、カットされている部分が多すぎました)
その点、「青山繁晴のニュースdeズバリ!」の方は大切なメッセージをきちんと伝えていると思います。
「スマトラ沖地震、最初にマグネチュード9を超える地震があって3か月後にマグネチュード8台の後半の地震があった(岩崎注:正確には最初は9.1、3か月後に8.6)・・・。
今回も同じことが起きたらいったいどうするんですか」
との青山さんが質問。
これに対して吉田所長は「同程度の地震、津波が来るのは致命的だと思っています」。
一刻も早く防波堤を作らないといけない―そういったやり取りが2人の間で交わされています。
そして「いま最大の問題は何ですか」との青山さんの問いに対する吉田さんの答えは「5号機、6号機です」。
YouTubeにアップされていますので、『こちら』をご覧になってみてください。
ところで吉田所長。私は直接の面識がありませんが、私の高校時代のクラスメートの知人らしく、彼いわく、「なかなかの人物である」とのこと。
番組の中でも青山さんが吉田所長について「いい男がいますね、この日本は・・。」
まさに日本の命運を握っている現場の指揮官。
日本は現場の力で支えられている ― そのことを改めて認識させられる青山さんの番組でした。
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