危機こそ好機なり
韓国ソウルに出張していて昨日帰りました(下記のブログ参照)。
ご存知のように韓国の李 明博(イ・ミョンバク)大統領は政治家になる前、現代グループの中核会社、現代建設の会長をしていました。
彼の後任の会長も同じく李さんと言います。こちらの李さん(76歳)は現在は同じ現代グループの別の会社の会長をしていますが、今回の出張ではその李さんと会ってきました。
「現代グループの中枢の方と会われるなら、この本を読んでいった方が良いですよ」
と、事前に弊社取引先のA社長に勧められたのが、「危機こそ好機なり」という本です。
2000年1月に出た本ですので、すでに本屋さんにはありません。
アマゾンの中古本に注文を出していたところ、私が韓国に出発する前日に届きましたので、何とか面談前にこの本を読むことが出来ました。
現代グループの創始者、鄭周永について書かれた本はたくさんありますが、この本の特徴は彼自身が書いたところにあります。
アマゾンには「読んでいて涙が出てしまいながらも、読むのを止められない。そんな本です」との書評が載っていましたが、無一文から出発して「現代グループ」を一代で築き上げた本人が語る物語は読者を惹きつけてやみません。
私は読み終わった本を李会長に差し上げました。すると「日本語に訳されたものは初めて見るが韓国語で書かれた原本は数十冊持っている」とのことでした。
「私は創始者の鄭さんには30数年仕えた。何もかもすべて教えてもらった」―
会長応接室で李さんはこのように語っていました。壁には鄭さんの大きな写真がかけられていました。
| 固定リンク
« 放射能検査 | トップページ | MEGAQUAKE »
コメント