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2011年5月29日 (日)

「炉心溶融(メルトダウン)」 → 「メルトスルー」 → 「そしてその先」

福島第一。炉心溶融(メルトダウン)だけではなくて、一部の燃料が圧力容器の外にまで溶け落ちる「メルトスルー」も起きている可能性が高いことはすでに多くの専門家が指摘しているところです。

たとえば元東芝原発設計技術者・後藤政志氏はテレ朝のニュース解説番組(5月25日)で『こちら』(←クリックしてみてください)のように解説しています。

     Photo_2

                   (YouTubeの画像から)

さらに後藤氏は「格納容器も損傷していて、そこから放射性物質が外に常に漏れている」「収束の手だてが非常に難しい。厳密にいうとできない。緩和するだけだ」と述べています。

京都大学原子炉実験所小出裕章助教もメルトスルーが起きている可能性が高いとの意見。

では格納容器の損傷はどの程度なのか。

小出裕章助教はウラン燃料が格納容器を溶かして地下にめり込んでいるだろうと見ています。

詳しくは『こちら』および『こちら』

2800度まで溶けないウランが溶けて格納容器の底に落ちているとしたら、どうなるでしょうか。

格納容器の鉄は1400~1500度で溶けます。

すなわち溶けたウランが格納容器の鉄と直接接触するようであれば、溶けたウランは格納容器の底さえも溶かして地下にめり込んでいくのではないか・・。

格納容器の底にはどれだけ水がまだ残っているのか(十分な水が残っていれば溶けたウランが直接鉄と接触することはないのですが、さて・・)。

汚染が地下へと拡大していくことが心配です。

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