官のシェアの増加
国民が政府に期待することが多すぎるのか、あるいは役所が既得権を拡大しているか、実態はよく分かりません。
ただここ約20年間の日本のGDPに対する政府部門(歳出)のシェアを見ていくと、確実にシェアが増加していることが判明します。
グラフにしてみましょう。
一般会計だけでは駄目だ、特別会計も入れろと言う人もいるかもしれません。
単純に特別会計を足しこむと、会計相互間の重複分などが出てきますから、財務省が出している「再差引純計額」を使います(一般会計+特別会計-重複額-控除額;詳しくは『こちら』)。
最後にこの2つのグラフはどうやって作ったのか、出所を明らかにしておきます(なお暦年と年度の比較になっているなど細部の精度を上げる余地はあると思います)。
まず名目GDP推移は、『IMF - World Economic Outlook』。簡単には『こちら』で入手できます。
一般会計歳出総額、特別会計歳出総額、再差引純計額は、財務省の『こちら』のページの第16表を使いました。
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コメント
なるほどですね。
こういうのは本来、新興国が行うべき政策だと思うのですが、GDP世界3位の先進国が行っているのも奇妙ですね。
エコカー減税・エコポイントではなく、法人減税だけ行ってあとは市場に委ねるとういう発想がどうして無いのか・・。
日本の株式市場にも通じるものを感じます。
投稿: コジコジ | 2011年6月14日 (火) 11時39分