ターゲットを絞る
取引先の経営会議などに出ていますとマーケティング戦略などが議論されることもあります。
教科書的なのですが、広範な層に受けようとするよりも、時としてターゲットをぐんと絞り込んだ方が成功することもあります。
今年2月に出した『定年後 年金前』。
当初のタイトルは『退職後 年金前』でした。
その方が40代の読者などにも興味を持ってもらえるとの考えだったのですが、
出版社の中で営業サイドの意向で『定年後 年金前』となりました。
なるほどこちらの方がターゲットが絞り込まれています。
結果として40代の読者層を逃がす以上に、50代、60代の関心を呼んだようです。
本の題名1つをとってもいろいろと勉強になります。
今度の本のタイトルは『マネー大激震 ― 逆境下の資産運用術』に決まりそうです。
出版社サイドでは(1)インパクトのあるものにしたい(2)あえて絞り込みたくない、と考えたようです。
最近本屋さんに「マネー本」がたくさん出てきて、「2012年は大相場で買い」だとか、「円安が進み1ドル3,000円(注:300円ではありません)になってもおかしくない(注:なってもおかしくないとの言い回しが微妙です)」だとか、いろいろ言われています。
そういった本とは一線を画するものになっています。
内容については追って説明していきます。
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