米国債への投資
すみません、金(ゴールド)について書く予定だったのですが、少し話題を変えます。
為替が円高に振れたので米国債に投資してみてはどうでしょう。
野村証券のウェブサイトに行きます(『こちら』)。
7月12日午前9時現在の相場が出てきますが(注:ご覧になっている時間帯によっていつの時点の相場か、変わります)、たとえば、2021年2月15日償還のゼロクーポン債。
9年7カ月の運用で2.9%の利回りです。
ゼロクーポン債とかよく分からないという方は、今度出す本に詳しく書きましたので、そちらをご覧になってください。
いま1000万円をドルに替えてこのゼロクーポン債で運用するとします。
為替は今朝6時ころは78円50銭くらいまで行きましたが、とりあえず1ドル79円とします。
1000万円→126,582ドル。
ゼロクーポン債の購入単価は75.82(この辺についてもよく分からない方は本の方をご参照ください)。
これが、100になって戻ってくるので、
126,582×100÷75.82=166,951ドル
さて円での運用と比較します。
三菱東京UFJ銀行。1000万円以上なので自由金利型定期預金。0.20%の金利。毎年2万円。9年7カ月で利息は合計で、191,666円(最後の7カ月は0.2%がつくとして計算)。
円で運用すれば元利合計で10,191,666円です。
一方米国債で運用すると166,951ドル。
9年7カ月後、為替が61円の円高になって初めて円での運用と同じくなります。それほどまでの円高にならない場合は米国債での運用の方が得です。
たとえ1ドル50円の円高に振れても184万円の損失ですみます(下の表)。
9年7カ月後、1ドル80円(要はほぼ今の為替レート)だと、円での運用に比べ、316万円の得となります。
円安に振れ1ドル90円になると米国債で運用した方が、483万円の得です。
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