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2011年9月23日 (金)

バフェットの秘書

米国に出張していて昨晩帰りました。

出張中、19日にはオバマ大統領による富裕層への課税強化などによる財政赤字削減案の発表があり、20日~21日にはFOMCがありました。

富裕層への課税強化については、『こちら』(←クリックすると出てくる動画画面の矢印を更にクリックしてみてください)の動画(「私はバフェットの秘書です」)が、現在米国で繰り広げられている議論の一端を表しています。

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(注)この動画には上の画像のように何人かバフェットの「秘書」と称する人物が登場しますが、もちろん本物ではありません。

世界有数の富豪である投資家ウォーレン・バフェットの所得の大半が仮にキャピタル・ゲインから成り立っているとすると、米国のキャピタル・ゲイン課税率は15%であることから、バフェットの税率は彼の秘書の税率よりも低いはず、現に2008年米国のhighest income tax payer 400人の平均所得税率は18.1%であった―― こういった点が上述の動画(そしてオバマ大統領の主張)の背景にあります。

もう一方のトピクッスであるFOMC。こちらの方は、結局QE3は実施されず、Twist Operation だけという結末になりました(『こちら』)。 これはこれで住宅ローンの金利を下げ、米国の消費者の家計に実利をもたらすのでしょうが、やはりマーケット(ダウ平均)は390ドル位以上も値を下げました。

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