奇跡の軌跡
10月です。
昨晩は第151回デジコンサロンに参加してきました(詳しくは『こちら』)。
スティーブ・ジョブズがCEOを辞任して約1ヶ月強。
元マックライフ編集長の高木さんほかは『The History of Jobs and Apple』と題するムック本を偶然にもジョブズの辞任1週間前に上梓していました。
この本は(ちょっと値段が高いですが)数多くの写真を掲載したもので、メモリアルブック(貴重な記録)としても価値があると思います。
さて昨晩のデジコンサロンではこの高木さんをスピーカーとして迎え、アップル誕生から今日までの足跡を概観するとともに天才ジョブズの実像に迫りました。
まずは1994年に高木さんがジョブズにインタビューしたときの模様。
カメラマンがあまりにパシャパシャと写真を撮りまくるので一瞬不機嫌になったとか・・。
人によっては(インタビューアーが勉強不足だと)5分間でインタビューが打ち切られることもあるそうです。
ところで、ジョブズは養子に出されて養父母に育てられますが、高木さんによると実の父親はシリア人なのだとか・・・。
そしてジョブズは 曹洞宗の僧侶、乙川 弘文(おとがわ こうぶん、1938年 - 2002年)を師と仰ぎ、乙川さんはジョブズの結婚式にも参列したとか・・・。
(乙川弘文)
さらに高木さんによれば、iPhone と iPad は同じときに出来ていた。
ただ iPhone の方が一般の消費者に分かりやすいことから、ジョブズは iPhone を先に発売。
消費者が iPhone に慣れ親しんだところで、 iPad を発売したとのことです。
* * * *
ジョブズが目指したのはコンピューターとアートの融合。
それは文化の創造であり、コンピューターは対話の相手として位置付けられた・・。
コンピューターをコマンド(命令)の対象として捉えたゲイツとはそこが徹底的に違うとのことでした。
60年代の抑圧的社会から音楽によって人間解放を目指したビートルズ。
ジョブズはビートルズの影響を強く受けたとのことで、『アップル』という社名もビートルズを意識して付けられたらしい(それとAから始まるので電話帳の上位に来ることも大きな要因だったとか・・・・)
ビートルズのメッセージをコンピューターで実現したい。
こう考えたジョブズが行きついた先が、『全てを否定することで新しいものが生まれてくる』というものでした。
スタンフォードの卒業式でジョブズは次のように喋りました(『こちら』)。
『死はおそらく生が生んだ唯一の最高の発明品だ。
それは生の変更代理人(チェンジ・エージェント)だ。
それは古いものを一掃して新しいものが登場するための道を作ってくれる』
奇跡の軌跡を辿る意味でも『The History of Jobs and Apple』は参考になると思います。
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