オリンパス(その5)
オリンパスで何が起きたのか、分かりにくいとの意見が寄せられます。
どうしたら一般の方にお分かり頂けるか、何か良い比喩やたとえはないかと考えてみました。
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東京近郊のある駅から歩いて9分に立地する築5年の大規模マンション。ここでは幾つかの物件が売りに出ています。
75㎡~80㎡でだいたい3,300万円~3,600万円といったところ。
ところで、このマンションの77㎡の物件を相場の30倍、約10億円をポンと出して買った人が現れたとしたら、どうでしょう。
多くの人は何か怪しいものを感じると思います。
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オリンパス事件が欧米メディアの注目を集めているのは、この例と似たような「怪しいマネーの動き」を感じ取っているからです。
実際オリンパスによるM&Aでは、通常の数十倍ものM&A手数料が払われたのですが、これは会社のカネ、別言すれば株主のカネです。株主のカネに対する意識の違いが日本と欧米との間にあるのかもしれません。
またこの種の法外なM&A関連費用を(のれんに計上して複数年で処理するか、単年度で処理するか、会計上の違いはありますが、いずれにせよ)損金処理したのであれば、その分の課税所得は減ることになるはずで、本来税務当局も関心を寄せるはずです。
これまでこのブログでは、ニューヨークタイムス、ウォールストリート・ジャーナル、フィナンシャルタイムス、ブルームバーグなどが記事にしたものを一部紹介してきましたが、オリンパスに関連しては、引き続き海外の関心が高く、最近では小さな動きでもメディアは記事にするようになってきました(たとえば『こちら』)。
一方、日本の新聞では事件の真相に切り込むような記事がなかなか出てきません(解任された英国人社長と復帰した日本人経営陣との対立とか、株価が下がったといった記事が中心です)。
「かつて野村証券のオリンパス担当だったS氏が匿名で書いている「闇株新聞」なるブログがあって、そこに「オリンパスの闇・第二幕」という奇怪な記事が載ったのには驚いた」
と書いています。
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