国債暴落へのカウントダウン
先週の週刊エコノミストは『国債暴落へのカウントダウン』(→『こちら』)。
最近日本国債のCDS スプレッドが上昇してニュースで取り上げられることが多くなってきています(たとえば 『こちら』)。
日本国債のCDS(クレジットデフォルトスワップ)スプレッドはブルームバーグの『こちら』のチャートで確認できます。
現在のところ、こんな(↓)感じです。
10月に入って一時150BP(べーシスポイント)を超えました。
では個人投資家としていったいどうしたらよいのでしょうか。
こういったご質問をよく受けます。
私の答えは、というと:
① 国債の消化に関するニュースに目を光らせる
② 国債未消化、金利急上昇、債券価格暴落、円急落といった「非常事態の兆候」が見えてきたら、資産を(A)円預金、国債から、(B)外貨、不動産、株、金などに移し替える【A→B】
③ 上記②の具体的兆候が見えるまでは、とりあえず流動性・換金性の高いもの(たとえば円預金)で運用する
といったものです。
CDSの上昇は②に繋がりうる「ひとつの兆候」ではあります。
しかしこれだけで判断することはできません。
日本国債の格付はまだAA-/Aa3をキープしていますし、金利もどちらかというと低位安定(『こちら』)、為替も引き続き円高基調です。
よって当面の運用方法としては、あわてて動くことはしない、とりあえず流動性・換金性の高いもの(たとえば円預金)で運用することを基本とする、というもの。
この辺に関しては昨晩の日経ラジオ、『集まれ!ほっとエイジ』で説明しました。
聴き逃された方はポッドキャストで聴くことができます。
こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)
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