自社株買い
アメリカでも企業による自社株買いが活発です。過去1年ちょっと(厳密には15か月)の間に、S&P500の企業のうち、380社が自社株買いを行ったとか・・。
しかしこのうち84社は株価の高いときに自社株買いをしていて、安値で買ったのは60社だった・・
自社株買いを行ったあとの企業のパフォーマンスも悪い方が多かった・・
こういった内容のレポートが発表されました。詳しくは『こちら』のCNBCのニュースをご覧ください。
自社株買いについては、多くの場合、日本でも投資家は次のように考えてきました。
『自社株買いを行うのは、経営陣が “自社株式は市場によって不当に低く評価されている” と考えるからだろう →
市場よりも情報を多く持っている経営陣がそう考えているのであれば、投資家としては、市場の評価よりも経営陣の評価を信じた方が良いかもしれない』
さきほどのCNBCの記事でいえば、Investors often equate buybacks with management’s belief that the company is undervalued by the market で表現される考え方です。
それが 「実はそうではなかったようだ」 というのが、この記事の趣旨。
日本でも自社株買いが株価にどう影響を与えたか、理論的には中立なんでしょうが、実際はどうだったかのレポートが出てくると面白いと思いました。
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