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2012年3月13日 (火)

日経CNBC

昨晩は日経CNBCテレビ「日経ヴェリタストーク」に出演しました。日本株は今後好調な展開を示すのか、潮の流れは変わったのかといった点をテーマにお話をしました。

先月14日(バレンタインデー)の日銀による追加緩和を好感し、マーケット(日経平均)はここ約1ヶ月の間で1,000円近く上昇しました。

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ポジティブ・サプライズによるこの上昇は、外国人投資家の目からすると、2003年5月17日の政府によるりそな銀行への公的資金注入時の相場に似ているかもしれません。

株主責任を問うことなく行われたこの注入はある意味で資本主義のロジックに反する禁じ手だったのかもしれません。

しかし外国人投資家はこの注入により、エクウイティ・デリバティブの分野でかなりの儲けをあげ、このことが結果的にそれまで7,603円(2003年4月28日)だった日経平均株価を同年8月末には10,343円まで上げることにつながりました。

相場が十分下がっていた(震災・津波、原発、タイ洪水、円高)ところで起きるポジティブ・サプライズは、マーケットに対して数か月にも及ぶポジティブな波及効果を及ぼすこともあるのです。

なお番組ではこのほかPERについて説明しました。

以前にもこのブログで触れた議論です。

詳しくは「こちら」をご覧ください。

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