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2012年7月 8日 (日)

利他の心

先月20日、病気のため58歳の若さで急死された㈱リソー教育宮下秀一氏の功績を讃える会が、本日東京・椿山荘で執り行なわれました。

宮下さんは一橋大学を出られた後、日本マクドナルドに入社。当時(昭和57年~59年)はアルバイトを採用するのが現在のように容易ではなかったらしく、店長として、実質一人で店を切り盛りしていたとのことです。

このままでは体が持たないとリソー教育の門をたたいたのが今から27年前。その後、算数・数学の看板教師となり、18年前には取締役教務部長に就任。

以来、会社の経営の一翼を担い、会社は東証一部上場を果たすまでに発展。創業者の岩佐会長(現会長兼社長)を支え、4年前には社長に就任されました。

本日の「讃える会」では宮下さんの生前のエピソードが幾つか紹介されていましたが、特に私の印象に残ったのは宮下さんがよく部下に語っていたという次の言葉です。

「自分は営業が苦手だったが、その苦手なことを経験したことが今はとても役立っている」

「人間、常に他人のことを思わなければだめだ。利他の心を持ちなさい」

優秀な経営者だった宮下さんは、同時に立派な教育者だったのだと思います。

『こちら』は、宮下さんの生前のインタビュー記事です。

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