長期投資とは?
最近読んだ本の第9章のタイトルが刺激的でした。
いわく『正しい長期投資は「売る」ことである』。
少し引用してみましょう。
『これまでの株式投資では、「Buy & Hold(バイ&ホールド)」と言われる方法が広く採用されてきた。将来上がりそうな銘柄を探し出し、一度買ったらあとは長期間、持ち続けるというものだ。しかし、このやり方が山のような塩漬け株を生み出してきた。
株式投資で儲ける方法を教えよう。それは安値で買って高値で売ることである。「馬鹿にするな」と怒られそうだが、絶対的な事実である。』
この本は広木隆著『ストラジストにさよならを』(幻冬舎)です。
書かれていることは至極まっとうなことばかりですが、実は個人投資家の方の中には「長期投資」という言葉に乗せられてしまって損をしてしまっている方が少なくありません。
ウォーレン・バフェットが長期投資で世界有数の富豪になったことなどから、実は世の中には長期投資を信奉している人が大勢います。
たしかにバフェットは『住む家を毎年売買する人はいない』と言って、一度買った銘柄は比較的長く保有しています。しかしよく調べてみると、その投資手法は極めて実践的で柔軟性に富んでいます。
2003年に中国ペトロチャイナの株を5億ドルで買い、2007年には35億ドルで売り抜けていることなどはその好例でしょう(詳しくは『こちら』もしくは『こちら』)。ちなみに北京オリンピックが2008年ですから、2007~8年は中国株が高かったとき。バフェットはピークに近い形でペトロ・チャイナ株を売り抜けたことになります。
私の会社の取引先のN社長は、奥さんがある投資信託を買ったところ、かなりの含み損を抱えてしまっているのだとか・・。
「損が膨らむ一方だしそろそろ売ったら」とNさんが奥さんに話したところ、
「あなた、このファンドは長期投資で有名なファンドなの。2年や3年で結果を判断するべきではなくて、もっと長い目でみないと」
と言われてしまったのだとか・・。
上記の広木さんの本は個人投資家の方のために、如何にしたら株式投資で損を避けることが出来るかについて書かれたものです。
最近株式投資を始めた方、株で損をしてしまっている方、あるいはN社長の奥さんのように長期投資で有名なファンドを買って含み損を抱えている方には参考になると思います。
(ちなみに私は広木さんとは面識がなく、この本で初めて広木さんのことを知りました)
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