シェールガス革命(その3)
昨日シェールガス革命(その2)の記事を書きましたが、たまたま今朝日経新聞でシェールガスの記事を目にしました。
松尾博文編集委員による「シェールガス革命 明と暗」(第11面)。
シェールガス革命によって世界のエネルギー情勢が大きく変わります。
このことによる日本企業へのマイナス面にも着目した記事であり、これまでこの辺に着目したマスコミ記事があまり無かっただけに価値あると思います。
米国では安価なシェールガスを使ったエチレンの新設計画を積み上げると年産800万トンにもなるとのこと。
製造コストが日本の数分の1のこれらの製品が世界市場に出回れば、日本の化学メーカーはどうなるのでしょう。
あるいはシェールガスによりアメリカの発電コストはますます安くなるし、自動車の分野でもこれから先、電気自動車よりも天然ガス自動車が主力になるかもしれません。
ところで、世界最大の石油産出量を誇るサウジアラビア国営石油会社「サウジアラムコ」はシェールガス革命などによって起こるかもしれないパラダイムシフトについてどう考えているのでしょう。
今年の6月にサウジアラムコのCEO、Khalid A. Al-Falih がスタンフォード大学で講演した時、1人の学生(日本からの留学生)がこの点についてCEOに質問しました(上の写真)。
この点に関するCEOの答えは―。
『こちら』のYouTube でご覧いただけます。47分も続く講演会のビデオですが、上記質問と答えだけをご覧になりたい方は38分5秒くらいまでカーソルを動かしてからご覧になってみてください。
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コメント
このまえのNHKのクローズアップ現代で、やっと事の重要さを認識しました。それでいろいろと調べていると、なんか日立金属の工具鋼が掘削用のドリルの材質に使われたこともブレークスルーの一助となったとか。これって役に立つ情報だと思わない?
投稿: 株屋 | 2013年1月27日 (日) 18時30分