iPhone5 の発売
iPhone5 が発売開始となりました。
「アップルストア銀座」には午前7時時点で徹夜組を含め約700人が大行列をつくった(『こちら』)とか・・。
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ところで話は変わりますが、ドルコスト平均法という投資方法があります。
たとえば株式投資を行う場合、一度に全部を買うのではなくて、資金を分割して「均等額」ずつ定期的に継続して投資する方法です。
もっと具体的に言うと、たとえば
「予定資金を36分割して、月末ごとに資金の1/36を投入し、3年かけて全量を買う」といったような投資手法。
60分割にして5年とか、いろいろなバージョンがあります。
数量を等分するのではなく、金額を等分するところが味噌。
価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされています(以上、ウィキペディアの説明です)。
ドル・コスト平均法は「人間が考える」というところを否定するような側面があり、私は個人的にはこの投資法を取っていません。
自分でマーケットを見ながら「考えて投資」した方が、一定の法則にしたがって「考えないで投資」するよりも、恐らくは良い結果が得られるだろうと思っているからです。
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今週は久しぶりに少しだけポートフォリオをいじりました。
円とドル、株と預貯金といったバランスは崩さないで、バークシャーを売って、そのドルでアップルを買いました。
アップルについては2010年5月から少しずつ買っています(『こちら』)が、さすがに株価が700ドル近辺になって、時価総額6,550億ドルを超えるようになると、考えさせられました(これまでの時価総額の世界記録は、ITバブルの99年12月に米マイクロソフトがつけた6,205億ドル)。
投資に対して「慎重」を促す情報もいろいろ出ています。
iPhone5よりも Windows Phone 8 の方が凄いらしい(『こちら』)とか、
これから出てくるであろう iPad mini と iPhone5 とのカニバリゼーション(cannibalization;共食い)が懸念されるとか、
Tim Cookは偉大なるCOOだけれども、偉大なるCEOではないといったところが主なものでしょうか。
来年くらいに出てくると予想されるアップルTVで躓くのでは、と懸念する向きもあります。
( Windows Phone 8 )
一方でアップルは3年後に(今の2倍以上の)1,650ドルになるというアナリストも現れたり(『こちら』)、結局のところ、よく分からないというのが正直な気持ちです。
しかしながら「偉大なるCOO」と揶揄されつつも、iPhone5は予約開始初日に200万台を超える予約獲得を達成し、9月21日に、日、米、英など9か国で発売、28日には更に追加で22か国で発売されます。
世界中でこれだけのオペレーションを一気に展開する力はやはり大したもの。
今後年内にどのくらいの台数が販売になっていくのか、当面の間、世界の投資家が注目するのはこの数字です。
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