ハウツーもの
新聞、雑誌などマスコミ関係の方による取材を時おり受けます。
先日訪れてきた週刊誌記者によると、その週刊誌の読者層は年齢がかなり上がってきたとのこと。
通勤帰りに週刊誌を買ってくれていた団塊の世代が、今や自宅近くのコンビニで週刊誌を買うようになったのだとか・・・。
なるほど。確かに電車の中で週刊誌を読む人が減ってきたように思います。キオスクなどの駅の売店も閉店になるところが増え、絶対値としての数が減ってきました。
週刊誌の記事の方も、名医特集とか、ここの病院が評判良いといった、シニア向けのものが増えました。
グラビアも、団塊の世代が若い頃にアイドルだった女性たちが今また登場したりするようになってきています。
しかしこのまま団塊の世代に照準を合わせて週刊誌を作り続けていくと、これから10年、15年先はどうなるのか、ひとごとながら気になってきます。
一昨日、事務所に来られた別の雑誌社の方は、20~40代の層に向けた記事を考えていました。
ビジネス社会の先端にたつこれらの層は競争も厳しく、上昇志向も高いとのこと。
彼らのなかにはハウツーものを扱った本や雑誌を積極的に読む人たちがいるとのことです。
「年収が少しでも高くなるにはどうした良いか。転職や副業についてどう思うか」― こういった質問が記者の方から飛んできました。
私が20代や30代だったころは、「年収」の概念が社会全体にあまり浸透していなかったように思います。
もちろん当時でも給料とか月給の額はそれなりに意識されていたと思いますが、「年収」といった概念はさほどありませんでした。
ここ10数年の間に、社会全体が少しずつ欧米化してきたということなのでしょうか・・。
取引先の社長の人たちと話してみました。
彼らは一様に
「20代、30代のころ、年収が少しでも高くなるにはどうした良いかなどと考えたことなどない」
と言います。
「ただ単に目の前の仕事を一所懸命やっただけ、お金はあとからついてくる」
といった意見が多かったのですが、こういう話は今の20代~40代には受けないのかもしれません・・・
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コメント
わたしは30代中盤の自営業者(会社員8年経験後)ですが
うーん、たしかに
「ただ単に目の前の仕事を一所懸命やっただけ、お金はあとからついてくる」
なんて言われてもシラケちゃうかも笑。
そりゃそういう時代だったからでしょ!と思ってしまいます。
かといって昨今のハウツーばかり追いかけるのも
なんか違う気がしますが。。。
ネットで注目を集める記事は
「記憶力がアップする7つの方法」とか
「初対面で好印象を与える6つの技」とか
「面接で失敗しないための5つのポイント」とか
そんなんばっかりですからねえ。
(そしてさらに「注目を集める記事を書く4つのチップス」なんてのが
いいね!されまくってたりする笑)
雑誌もその流れを追ってるのかな?
それを欧米化、上昇志向というのかどうかは
わかりませんけども。
投稿: ゆき | 2012年12月 7日 (金) 01時43分
私は記者の方に、「20代~30代にかけて何かひとつ武器を身につけておくとその後のキャリアに役立つかもしれない」と話しました。
私は30代の前半から5年間、プロジェクト・ファイナンスの審査をして、キャッシュフローをスプレッドシート上に展開することを夜を徹して行い続けました。
そこで身につけた武器(キャッシュフローを引くということ)は、その後、水俣病患者への補償のためにチッソに対する金融支援を政府とともにまとめる際にも、外資の投資銀行に移ってM&Aのアドバイスを行う際にも役立ったように思います。
もっとも、目の前の仕事を極めることが「武器」になるというような、めぐまれた状況は、そう頻繁に訪れてくるものではないことも確かですが・・。
投稿: 岩崎 | 2012年12月 7日 (金) 09時05分
「目の前の仕事を一生懸命やってれば必ず誰かが見ててくれる」
っていうのもすんごいよく聞きますが、
今の若い人はそれが信じられないのかもしれません。
一生この会社にいるわけじゃないし、
先輩や上司とも腹割って話す関係じゃないし、
俺はこんなことやってていいのだろうか?
っていう焦りが自己啓発につながるのかも。
ある意味、ヒマとも言えますよね。。。
忙しかったら、自己啓発なんかやってる時間ないですから笑。
年収のことなんか考えなかったという人は、
考えるヒマがなかったってほうが近いんじゃないでしょうか。
週刊誌が書くべきは
「ハウツー本なんか読んだって
1ミリも成長しないよ。
そんなもん読んでたら
貴重な20~30代を無駄にしちゃうよ」
ってことですね。
投稿: ゆき | 2012年12月 7日 (金) 21時58分