日銀の政策
今晩は日経CNBCテレビ『日経ヴェリタストーク』に出演しました。
再放送は1月28日(月) 24:00~、1月29日(火) 17:45~、19:00~の3回です。
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今後4月中旬までの日銀関連の日程として、
・まず金融政策決定会合は:
2月13-14日
3月6-7日
4月3-4日
・山口、西村両副総裁任期は:
3月19日まで
・白川総裁任期は:
4月8日まで
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ということで、白川総裁のもとで、あと3回金融政策決定会合が開かれます。
今晩の番組収録後に出演者の間で、この3回の会合で更なる追加策が決められる可能性があるかどうかについて議論になりました。
何も決めずにすべて新執行部に先送りにした場合、はたしてその間(4月中旬まで)それでマーケットが持つのかどうか、
かといって、
白川総裁が1月22日に決めたこと以上に踏み込めるのかどうか・・・
皆さんはどう思われるでしょうか。
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日銀については、海外のマスコミやエコノミストたちの評価と、日本での評価にギャップがあるところも気になるところ(注:今回の番組ではこの種の話にはいっさい触れていません)。
ご参考までにその中で邦訳された記事を幾つかあげておきます(『こちら』あるいは『こちら』)。
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ところで、昨日ご紹介した浜田教授の『アメリカは日本経済の復活を知っている』。
この種の本には珍しく1月8日の初刷り以降すでに20万部も刷られたとか・・。
終章に浜田教授とポール・シェアードとの対談が載っていますが、私はこれをとくに興味を持って読みました。
その昔、私がリーマンブラザーズに在籍していたとき、毎週月曜日に朝のミーティングがありました。
そしてこのミーティングは毎回ポールの経済分析説明から始まったのです。
特に印象に残っているのは、2003年の政府によるりそな銀行への公的資金注入時。
ポールがこれを鋭い切り口で分析してみせてくれたのが、昨日のように思い出されます。
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