アインホーン対アップルの訴訟の行きつく先
昨晩のブログ記事。
私は、
「株価テコ入れについて、Einhorn氏は、アップルは永久優先株を無償でアップル株主に配るべきだと主張しています(『こちら』、および『こちら』)が、はたしてティム・クックは聞く耳を持つのかどうか」
と書いて寝ました。
(デイビット・アインフォーン氏)
今朝起きてみると、Einhorn 氏がアップルを訴えたとのニュースが飛び込んできました。
ニューヨークの連邦裁判所に提訴したとのことです(『こちら』)。
これを受け、アップル株価は直ちに上昇。昨日1日の動きです。
アップルがたくさんの現金を抱えていても、スティーブ・ジョブズなら人々がわくわくするような製品を市場に出してくれた。その結果、株価も上がった・・・
しかし今のCEOであるティム・クックのもとではそれが期待できない、だったら13兆円もの現金を抱えていないで、さっさと市場に返せ(配当金を何倍かにして配るとか、永久優先株にして配るとか)・・・
これがアインホーン氏を初めとする市場関係者の主張です。
アインホーン氏のこの主張。
日本企業も注目すべきです。
多くの日本企業が必要以上の現金を抱えて、銀行に預けたままでいる。銀行はこれをもとに国債を買い、そのお金は政府の赤字補填や公共事業と称してコンクリートに回っている・・。
アインホーン氏は日本の現状をこう捉えて2010年からずっと円をショート(円安に賭ける)にしてきたのでしょうから・・。
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