クロージングベル
意外なことにニューヨーク証券取引所で演説した日本の現職首相というのは、今回の安倍さんが初めてだったんですね(『こちら』もしくは『こちら』)。
25日のニューヨーク証券取引所クロージングベルでのスピーチは『こちら』で見ることが出来ます。
米国人を相手にスピーチを行う時のポイントを3つほど挙げますと:
①最初の30秒で聴衆を惹きつける話をする(今回の安倍さんのスピーチでは、マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーの話)
②聴衆が思わず笑ってしまうようなユーモラスなエピソードを入れる(今回の安倍さんのスピーチで一番受けたのは次の1節でしょう)
「もし、リーマンブラザーズが、リーマンブラザーズ&シスターズだったら、今も存続していたのではないか」
(Lehman Brothers Head Office after the collapse. Photo is taken in October 2008)
③具体的な成果や約束事を言う(今回の安倍さんのスピーチでは例えば次の1節)
「日本から、『待機児童』という言葉を一掃します。2年間で20万人分、5年間で40万人分の保育の受け皿を、一気に整備します。すでにこの夏の時点で、12万人分を整備する目途がつきました」
ということで、安倍さんのニューヨーク証券取引所でのスピーチは好評だったようです。
後は安倍さんが演説の最後の方で約束した次の1節をほんとうに守ってくれるかどうか。
「日本に帰ったら、直ちに、成長戦略の次なる矢を放ちます。投資を喚起するため、大胆な減税を断行します」
大胆な減税。
多くの海外投資家はこれが実行に移されるかどうかを固唾を呑んで見守っているというところでしょう。
ある海外投資家の言葉です。
「DPJ(民主党)時代は、Pro-Business (ビジネスにとって友好なスタンスを取る政治)ではなかったが、安倍首相には期待できる」
東証が27日に発表した株式投資部門別売買動向によると、外国人投資家は9月第3週(17日~20日)、2890億円の買い越し(3週連続での買い越し)。
なお安倍さんのスピーチにあった「もし、リーマンブラザーズが、リーマンブラザーズ&シスターズだったら、今も存続していたのではないか」とのくだりは、『こちら』のブログなどで紹介されています。
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