「親が知らない 今どきの大学」
10年ひと昔と言いますが、その2倍の20年もすれば、世界は様変わりしてしまいます。
たとえば日本における大学の状況。
受験者数が最多を記録し大学入試の過熱がピークだった1992年。
このときの受験者数121.5万人はその後減少を続けます。
これは18歳の人口が減っていったことによるものです。
受験生数72.2万人。
41%減です。
一方でこの間大学の新設が相次ぎ、大学数は523校から783校へと増加。
その結果、起きてしまったこと・・・。
明白です。
受験生が減って、器の方の大学は増えたのですから、多くの大学では定員割れとなってしまいました。
今や、私立大学の47%もが定員割れに苦しんでいると言われています。
* * * * *
ということで、昨晩の勉啓塾では安田賢治氏をお招きして、「親が知らない 今どきの大学」と題して最近の大学事情についてお話し頂きました。
安田さんは株式会社大学通信の常務取締役。
『笑うに笑えない 大学の惨状』 (祥伝社)、『中学受験のひみつ』(朝日新聞出版)などの著書があるほか、夕刊フジで「親も知らない今どき入試」を長期連載中です。
以下は安田さんの講義のエッセンス。
【今どきの大学のトレンド①】
「安・現・地」ということで、安全志向、現役志向、地元志向の傾向にあるとのこと。
その結果、浪人生が減り、今や全盛期のたった「7分の1」。
全国で5万6000人だけになってしまったと言います。
これは全受験生のわずか8.5%に過ぎません。
また地元志向ということで言うと、たとえば早稲田や慶応の合格者に占める首都圏(1都3県)出身者の割合は7割を超えるのだとか・・。
【今どきの大学のトレンド②】
普通の入学試験を受けて大学に入ってくる人の方がむしろ少ない。
推薦入学が約4割、AO入試が約1割といった具合。その結果、一般入試で入ってくる学生は5割を切ってしまっているようです。
【今どきの大学のトレンド③】
東大、京大のキャンパスにはフレンチレストランがあり、そのほかにもマクドナルド、吉野家、スタバなどがキャンパスにある大学も。
中にはキャンパス内にヘアサロン、ネイルサロンを設置している大学もあるとのこと。
【今どきの大学のトレンド④】
看護学科が9大学から180大学に激増。
【今どきの大学のトレンド⑤】
私立大学では、全体の9%の大学で、7割の志願者を集めてしまっています。
今や大学は大きく言って、2つにわかれるようになってしまったと言います。
入試が成立する大学と、入試が成り立たずに全員が合格する大学。
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