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2014年1月 7日 (火)

テンバガーを狙え(その1)

テンバガーといっても、マックのハンバーガーのことではありません。

買ってから10倍になる株のこと。

もともとウォール街の業界用語で、10倍になる株を「Ten Bagger (テンバガー)」と呼んでいました。

これは満塁ホームランのことを「フォーバガー」という野球の言い方を真似たものです。

            ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

「バグ(Bag)」とは野球の塁、すなわち「ベース」を意味し、2塁打のことを「ダブルバガー」と言います。

伝説の投資家ピーター・リンチが全米で100万部を超える大ベストセラーとなった 「One up on Wall Street (邦題 『ピーター・リンチの株で勝つ』 ダイヤモンド社、2001年)」の中で、この言葉を紹介してから全米で使われるようになりました。

ちなみにピーター・リンチのこの著作にはテンバガーの具体的事例が次から次へと出てきます。

スーパーのウォルマート、玩具のトイザラス、ダンキン・ドーナツなどなど…。

ところでピーター・リンチはあまり(というか、ほとんど)テレビなどマスコミに出ることはしません。

Peter_lynch_charie_rose_2

それが昨年末(12月5日)、ブルームバーグTVのチャーリー・ローズ・ショーに出演しました。

番組の冒頭、32年前にピーター・リンチがテレビに出演した時の顔が出てきます。

Peter_lynch_1982_2

このときピーター・リンチは38歳。

Peter_lynch_2013

これが今の写真(69歳)です。

ピーター・リンチのマゼランファンドは13年間にわたって年率平均約30%の驚異的リターンを達成。

当初18百万ドルだった運用額は14,000百万ドルにまで膨れ上がりました。

46歳の若さで第一線を退任。

現在、Fidelity Management & Research の副会長と務めるほか、個人でも資産を運用し(彼の個人資産は350億円を超える)、慈善活動を積極的に行っていることで知られています。

ブルームバーグTVのインタビュー(24分間)で彼はいろいろなことについて話しますが、個人投資家が気をつけなければならないこと(やってはいけないこと)を3つのCで説明しています。

Complacency (自己満足、独りよがり)

Concern (心配)

Capitulation (降伏)

彼のインタビューは(英語ですが)、『こちら』でご覧になれます。

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