日仏シンポジウム「ルーツとルーツの対話」
今から37年前。
私は大学を出て日本興業銀行に入行しました。
最初の配属先は外国為替部。
このときの上司、冨永重厚さんは現在フランス、パリに在住しています(もともと行費留学生として若い頃はパリに留学し、その後興銀のパリ支店長も務めた方です)。
現在冨永さんはボランティアで、フランスの公益法人「笹川日仏財団」の理事長をしています。
さてその冨永さんから昨日『日仏シンポジウム「ルーツとルーツの対話」に寄せて』と題する文章が送られてきました。
以下、その文章です。
『笹川日仏財団は2014年3月11日(火)から14日(金)まで、伊勢の皇學館大学より 特別のご協力を賜り、日仏シンポジウム「ルーツとルーツの対話」を同学にて開催いた します。
2013年は20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の年であり、2014年3月はその年度の最後にあたるとともに、東日本大震災から3年目を迎える時期であります。
未曽有の東日本大震災が私たちに向けている根源的問いかけを忘れる訳には行きません。
戦後日本がその経済的発展の中で置き忘れてきた問いかけです。
この問いかけに答えることは決して容易なことではありません。
苦しいことでもあります。
しかし一度心を虚しくしてこの問いに答えることが今必要ではないでしょうか。
期しくも2013年は1200年以上の長きに亘って続けられてきた20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の62回の記念すべき年であります。
決して偶然であるとは思えません。
2013年には1300万人もの多くの人たちが伊勢神宮を参拝されたのは何故なのでしょうか。
そのようなタイミングで、アンドレ・マルローの遺して行った「ルーツとルーツの対話」、 すなわち日仏両国がそれぞれお互いを写す鏡となり、共通のテーマを設け自分たちの文 化を紹介する、あるいは相手の文化に言及する、といった対話を是非とも実現したいと の思いから、本会議の企画はスタートいたしました。
日仏を代表する知識人・学者・文化人が4日間一堂に会し、じっくりと話し合いこれか らの新しい精神文化の在り方を模索して行きます』
プログラムの詳細は上図および下図の通り。
どちらの図表もクリックすれば大きくなりますが、下記をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。
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