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2014年7月10日 (木)

人手不足

人が足りない。

こういった話を毎日のように耳にします。

昨日訪問したA社では

「人手が足りず、施設は完成したものの稼働できない。

このままでは金利やリース料の負担だけが先行して、会社の事業基盤さえ危うくなりかねない」

とのこと。

「募集する人の人件費を5割くらいアップすれば人は集まるだろうが、そうすると今度は会社のビジネスモデルそのものが崩壊する」

と嘆く社長さんもいます。

もう1年以上も前から建設現場では鉄筋工が足りないと言われてきました。

B社では東南アジアのC国に行って「日本で働いてはどうか」と説明会を開いたものの

「日本では(査証の関係で)最長でも3年しかいられないでしょう。

台湾や韓国に出稼ぎに行けばもっと長い期間(11年?)働いていられると聞きました」

と体よく断られたと言います。

一説によると2025年までに介護スタッフだけでも100万人が不足するとか…。

すでに牛丼「すき屋」や外食「ワタミ」の人手不足閉店がニュースになって久しいのですが、

外食や建設だけでなく、いろいろな事業領域で人の確保が企業の生命線に係るようになってきました。

「安い労働力がある」ことが前提とされたデフレ時代の思考法はとうに通用しなくなっています。

経営者は人件費を大幅アップしてもやっていけるように、事業内容の高度化、高付加価値化に取り組む必要があります。

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