ジャクソンホール (その2)
おおかたの予想どおり、今年のジャクソンホールでのミーティングは大したインパクトもなく終わりました。
これから先の米国の利上げがどうなるか―。
これについての新しいヒントは、今回の会合では何もなく、すべては今後の経済指標とこれから先のFRBでの議論を見て判断していくしかありません(9月16-17日、FOMC 開催予定)。
もっとも為替は一時的に円安に振れました(下図)。
(30分足)
それともうひとつ。
日本の新聞ではあまり報道されていないと思いますが、WSJ、FT、CNBC、ABC、NY Times などが一斉に報じたのが、緑のTシャツを着た人々。
「どこに回復があるんだ?(What recovery?)」と書かれたTシャツを着て、わざわざジャクソンホールまでやってきたようです。
ニューヨーク(ウォール街)では史上最高値の株価を更新したりしているのに、一向に生活が良くならない人々のイライラ感がこうした行動に走らせているのかもしれません。
ブルームバーグのニュース(『こちら』)によると、
『(Tシャツ)グループのお抱え弁護士のアディ・バーカン氏は、会場のジャクソン・レーク・ロッジのエクスプローラー・ルームの入り口でイエレン議長と短く言葉を交わした。
同氏によれば、「議長はわれわれの言いたいことを理解しており、できる限りの措置を講じていると述べた」。 』
とのことです。
| 固定リンク
コメント