個人が売って、外人が買っている
日経平均が17,000円を超える水準を続けるようになって、胸をなでおろしている個人投資家も多いように思います。
私の周りにも、「昨年5月に高値掴みをして、ずっと含み損を抱えてきた」とか、「小泉政権の頃に買った株がずっと塩漬けになっていた」という人がいます。
こうした人たちにとっては、今回の相場上昇は「やっとのことで巡ってきたチャンス」なのでしょう。
最近の市場では個人投資家の売りが目立ちます。
上図は東京証券取引所が発表しているデータ(『こちら』)をもとに作成したもの。
東証1部の株を誰が買って、誰が売っているかを、投資部門別の売買代金にして表したもの。
単位は億円。
青の棒は、10月27日~31日の週、エンジの棒は11月4日~7日の週のデータ。
左から「個人」、「法人」、「海外」、「自己勘定」です。
数字のゼロから下が売り越し額、上が買い越し額。
2週間続けてマーケットでは、「個人」が売り越し、「海外勢」が買い越していることが分かります。
東証のサイトからはこのようにいろいろなことが分かるのですが、もう少し簡単に概況を知りたいという人には、日経ヴェリタス紙の32頁が便利(日経ヴェリタスのデータはQuick調べ、2市場合計)。
これを見ると、例えば個人投資家と外人投資家の年ごとの売り越し、買い越し額は下記のとおり(▲が売り越し;単位:1000億円)。
【個人】 【外人】
2014年 ▲24 2
2013年 ▲88 151
2012年 ▲19 28
ここへ来て「外人の買いが目立つ」と言っても、2014年の外人による買いは、2013年に比べると、大したことがないことが分かります。
上記「日経ヴェリタス」のデータには月別の数字も載っているのですが、外人は10月全体で見れば売り越していた(8月も売り越し)ことも分かります。
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