ロシア・ル-ブルの急落
1998年のロシア危機のときも原油価格の急落が原因でした。
このとき原油価格は1バレル13ドル台まで下落。
(1970年以降の原油価格推移。クリックすると大きくなります)
この危機でドリームチームと言われたロングターム・キャピタル・マネジメント(注:ノーベル賞学者のマイロン・ショールズやロバート・マートンを擁したためこう言われた)が、破綻。
米国も大騒ぎになりました。
今回のルーブル急落も98年の再現になるのかどうか。
16日、ロシア中銀は政策金利を10.5%から、一気に17%に引き上げました。
「やるときはやるぞ」のスタンスを示したのですが、それでもルーブル急落に歯止めがかからず、さきほどのロンドン市場では一時1ドル=80.10ルーブルをつけました(『こちら』)。
(今年1月以降のロシア・ルーブル。クリックすると大きくなります)
今年1月には1ドル=32ルーブルだったのですが、最近はフリーフォール(free fall)といった状態。
もっとも上のグラフでは、フリーフォール(free fall)ではなく急騰して見えますが、これは
「通貨の下落=対1ドルで、その通貨がたくさん要る」
との関係を示したもので、そうなっているだけ。
1ドル=32ルーブルが80ルーブルになってしまったのですから、ルーブルの価値の急落です。
98年のロシア危機の時は米国のルービン財務長官が、世界金融市場へ波及を恐れ、IMF・世銀・日本で合計226億ドル(98-99年)の緊急融資を実施。
しかし今回はウクライナ問題もあって前回のようなわけにはいかないでしょう。
ロシアはサウジに次ぐ世界第2の原油産出国。
原油価格の下落は産出国から消費国への富の移転を意味しますから、産油国にとっては厳しい状況。
米国は世界最大の原油消費国ですが、同時に世界第3位の原油産出国でもあります。
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