<香り>はなぜ脳に効くのか―アロマセラピーと先端医療
昨晩の勉啓塾は、メディカル・アロマセラピーの日本の第一人者である、昭和大学医学部・主任教授の塩田清二先生による香りの話。
先生は『<香り>はなぜ脳に効くのか~アロマセラピーと先端医療』の著者でもあります。
【以下、本書の一部から】
トレッキングやハイキングに出かけて、森の香りを嗅いでリフレッシユするという人は多いでしょう。
街中を歩いていて、おいしそうな料理のにおいが漂ってくると急に空腹感を覚えた.....という経験もあるのではないでしょうか・・・
リラックスや安眠を促すために、部屋の中でアロマ(精油)を香らせる習慣も広まってきました・・・
歴史上の人物も香りを愛してきました。
クレオパトラは香料の貿易で地位を築き、また、寝室に厚くバラの 花を敷き詰め、その香りでユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザ)やマルクス・アントニウスを誘惑しまし た。
マリー・アントワネットのバラ好きは有名で、ベルサイユ宮殿内にある離宮、プチトリアノンに香りのいいバラをたくさん育て、それらを浮かべたアロマバスを楽しんだという記録が残っています・・・
1991年、リチャード・アクセルとリンダ・バックが嗅覚受容体遺伝子を発見し、2004年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
ここから嗅覚と脳の関係の研究が急速に進み始めましたが、《香り》の脳におけるメカニズムはまだまだ解明されていないといってもいいかもしれません。
なぜかというと、化学物質としての「におい分子」の分子構造は明らかになっているのに、その分子からの刺激を嗅神経がどのように伝え、脳がどう読み取るのかという仕組みには、謎が多く残っているからです。
こうした《香り》と脳の関係の最新研究を、一般の方々にわかりやすくお伝えするのが本書の目的です。
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まだまだ分からないことが多そうですが、レモングラスのアロマが認知症の改善に役立ったといった例もあるなど、ひじょうに興味深い分野です。
そう言えば、昔からある檜風呂も檜の香りに癒されているといった面があるのかもしれません。
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