アップルのティム・クックCEOのスピーチ
米国メリーランド州ボルティモアやミズーリ州ファーガソンなどで起きた事件。
こうしたニュースを耳にするたびに、米国が抱える人種問題の根深さを感じます。
さて米国時間の17日(日曜日)、アップルのティム・クックCEOがジョージワシントン大学の卒業式で行ったスピーチ。
このスピーチは、ティム・クックが16歳の時に作文コンテストに優勝したところから始まります。
コンテストに優勝したことで、16歳のクック少年はウォレス州知事と会うことになります。
しかしクック少年にとって、それは名誉でもなんでもありませんでした。
州知事と会ったとき、少年は州知事と握手をしました。
しかしそのことは自分自身の信念に対する裏切りであるように思われ、これは正義に反し、間違っていることだと感じました。
あたかも自分の魂を売り渡しているように感じたのです・・・。
* * *
卒業式でのティム・クックのスピーチは、静かな語り口ではあるものの、こんな強い文章で始まります。
全体で20分間ほどのスピーチには、スティーブ・ジョブズとの出会いなども語られていますが、私には上述した冒頭のエピソードがひじょうにパワフルだと感じられました。
『こちら』で動画を見ることが出来ます。
| 固定リンク
コメント