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2015年5月31日 (日)

三島由紀夫「日本は何もない無のるつぼ」

三島由紀夫が市ヶ谷で自決する3ヶ月ほど前に残した言葉。

「日本には何もないんだ。

日本にはオリジナルなものは何もないんだ。

だけど、その何一つないなかに、外からいろんなものを吸い込んで、吸い込んだ時点とはまったく別なものに変えて、はきだす。

その『何もない、無のるつぼ』の変成力こそが日本なんだ」

* * * * *

以前にこのブログで『日仏シンポジウム「ルーツとルーツの対話」』についてご紹介しました(『こちら』)。

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全部で4日間にわたる、このときのプログラムの全内容がネット上にアップされています。

そしてこのシンポジウムに参加した日本側12名、フランス側12名の方たちのスピーチを動画で見ることが出来ます(『こちら』です。赤字で記された、それぞれのテーマのところをクリックすると、各スピーカーのスピーチを動画で見ることが出来ます。日本語、フランス語を選択することが可能です)。

* * * * *

上段で記した三島由紀夫の言葉は、高橋睦郎さんがこのシンポジウムで語ったもの。

高橋さんは、「これは三島が残した一種の遺言であると理解した」とのことです。

高橋さんのこのスピーチは上記シンポジウムのサイトから「芸術と宗教」をクリックすることでたどり着くことが出来ます。

あるいは『こちら』をクリックして頂ければ直接行きつけます。

シンポジウムの動画記録には、高橋さんのほかにもAndré VAUCHEZ を初めとして、そうそうたるスピーカーが並んでいます。

 

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