トップガンの育成
今月(21日)の半蔵門懇話会(知財問屋)は、サイバーセキュリティについて。
講師は、ITpro にて 『西本逸郎のIT社会サバイバル術』 を連載中の西本逸郎氏。
最近「BadUSB」をはじめとする周辺機器やファームウエアの脆弱性問題が指摘されるようになっています(『こちら』)。
また米ソニーピクチャーズエンタテインメント(SPE)を襲ったような、大規模なサイバー攻撃も起きています(『こちら』)。
こうした点にどう対処するか。
たとえば米ソニーピクチャーズエンタテインメントの件では、米国政府はいち早く北朝鮮の仕業だと断定。
報復措置として、既に実施していた経済制裁の強化を決定しました。
日本でも仮に同様な事例が発生した場合、(狙われた一企業だけに対応させるのではなくて)、政府として迅速な対応が取れるよう、予め対応策を考えておく必要があるように思います。
もうひとつ、国を挙げての対応が必要なのが「トップガン」の育成。
「トップガン」と言えば、映画になったアメリカ海軍戦闘機兵器学校(エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導)を思い出します。
しかしこの場合は、ハッカーからの攻撃に対処する一流の技術者を表す言葉。
高度なセキュリティ知識と管理能力を併せ持つエキスパートのことです。
日本国内にいる「トップガン」の人数はわずか10人とも言われており(後掲のNHK番組より)、東京オリンピックのある2020年に向けて、60人くらいを育成・確保していく必要があるとも指摘されています。
この辺についてはNHKが5月20日(水)に報道特集を組んでいました。
『こちら』で特集の内容をテキストと画像でチェックできます。
関心のある方はぜひご覧になってみてください。
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