オープン・イノベーションがもたらすパラダイム・シフト
米国カリフォルニア州メンローパークを本拠地とする会員制DIY工房チェーンのTechShop(『こちら』)。
昨晩は、このTechShop共同設立者兼CEOのマーク・ハッチ(Mark Hatch)氏の講演ならびに若林恵氏(『WIRED』日本版 編集長)との対談を聞いてきました(六本木ヒルズのInnovative City Forum)。
TechShopが最初にシリコンバレーのメンローパークにオープンしたのは、2006年。
今では全米8か所に拠点があります。(現在さらに11の拠点を開設準備中)。
TechShopとはいったいどんなものなのでしょう。
一言で言うと、月125ドルの会費を払えば、誰でも利用できるオープンな工場(工房)。
そこには総額約1億円以上の工作機械、溶接、加工、電子工作機器などが置いてあって、使い方も教えてくれます。
実際にサンフランシスコのTechShopを訪問した方のレポートが『こちら』で見れます。
会員のおよそ4割はentrepreneur(起業家)。
この工房で自分のアイデアを製品に落とし込み、見本(prototype)を作って、ベンチャーキャピタルやエンジェルにそれを見せ、出資を仰ぐ。
なかには起業などという大それたことを考えないで、成功を収めた人もいます。
Tinaさんは甥の誕生パーティーに子どもたち1人1人の名前の文字をのせたCupcakeを配ることを思いつきます。

TechShopで学んだLaser Cutter を使って、子供たちの名前を切り出し、それをCupcakeの上にのせる。
(注:上の写真はTinaさんのサイトからとったもの。Parker 夫妻と切り出してあります)。
これが話題を呼んで、TinaさんはこうしたCupcake用の文字盤の注文をたくさん受けるようになります。彼女が作った Online shop には注文が殺到。
雑誌でも取り上げられ、本の執筆も依頼されるようになり・・といった具合。

この種の話はマーク・ハッチ(Mark Hatch)氏が書いた『The Maker Movement Manifesto』にたくさん出てきます。
アメリカで起きている「ものづくりのイノベーション」。
根底にあるのは、「ものを作るのは楽しいという、人間の本質的な欲求だ」とマーク・ハッチさんは言っていました。
近未来には多くの人々が大企業ではなく小さな会社で働くようになるとも。
さて・・。
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