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2015年6月28日 (日)

世代を超える株式投資

ほぼ月1回のペースで「Money Never Sleeps」というコラムを『日経ヴェリタス』に連載しています。

このコラムの第5回が今週号の『日経ヴェリタス』 (本日発売)に掲載されました。 Mns

第5回のコラムはこんな始まりです。

* * * * * *

『米国外交問題評議会のメンバーとして、デイビッド・ワインバーグ(63歳)が来日した(今年2月)。

福田康夫元首相を初め、日本の政財界要人たちと会ったという。

私がデイビッドと知り合ったのは今から30年以上も前。

日本興業銀行のシカゴ駐在員をしていたときだ。

当時私はウィネトカというシカゴ郊外の小さな町に住んでいて、シカゴのダウンタウンまで電車で通勤していた。

同じ町に住むデイビッドとは毎朝の通勤電車の中でよく一緒になった。

ハーバード出の弁護士で、シカゴの著名な法律事務所「メイヤー・ブラウン」に勤務していた。

「いつの日か、一度は日本に行ってみたい」

当時からこう語っていたデイビッドだが、実際の訪日は、今回が初めて。

念願かなったにもかかわらず、公用でスケジュールがみっちり詰まり、観光にさく時間などまったく無かったようだ。

「今日、午後のフライトで成田から米国に帰るんだ」

そんなギリギリのタイミングで、デイビットと私は昼食を共にした。。。』

       Nv240

宜しかったら続きをヴェリタス紙面でご覧になってみてください。

* * * * * *

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ところで、私がデイビッドと知り合ったのはまったくの偶然でした。

当時のウィネトカ(シカゴ郊外の住宅地)では、通りや公園を歩いていると、全然知らない人が、同じ町の住民だろうというだけで、「ハロー!」と声をかけてくるようなところがありました。

シカゴにいるときには、デイビッドと私は一緒に食事をしたり、ミシガン湖でデイビッドが持っているヨットに乗って遊んだりしましたが、仕事の話はほとんどしませんでした。

お互い「弁護士(デイビッド)」と「日本の銀行員(私)」くらいのことしかしらず、約30年ぶりに会って初めて、デイビッドが日本の元首相と会うような人物であることを知ったのです。

実は今回初めて知ったことはたくさんありました。

デイビッドはいろんなことをしていました。

たとえば 『ラヴィニア音楽祭』

シカゴで駐在員や学生などとして暮らした方なら、一度は聞きに行ったことがあると思います。

ラヴィニアは北米最古の野外音楽祭で、1936年以来シカゴ・シンフォニーのsummer home であり続けていました。

デイビットはかねてよりラヴィニア音楽祭の会長を務めていて、会長を退任した今も終身理事であるとのこと。

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またノースウェスタン大学の Arts and Sciences学部(1851年設立)。

ここの正式名称は、『こちら』 にありますように、デイビッドの両親の名前を取って、Judd A. and Marjorie Weinberg College of Arts and Sciences となっています。

このことも今回初めて知りました。

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アメリカ人というと、思いっきり自分のPRをする人が多いように思われがちですが、デイビッドのように敢えて語る必要のないものは語らず、そんな考えの人もいるようです。

* * * * * *

ところで、次回の「Money Never Sleeps」は8月9日発売の『日経ヴェリタス』に掲載の予定です。

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