落ちてくるナイフを素手でつかむな?
『落ちてくるナイフを素手でつかむな』と書いたのは、ピーター・リンチ(『ピーター・リンチの株で勝つ』)。
これは2013年6月13日(843円94銭)以来、2年1カ月ぶりの大きな下げだったとのこと。
なお2013年6月13日のときは、13,289.32→12,445.38で843円安(▲6.35%)。
率にすれば前回の下げの方がはるかに大きいものでした。
はたしてこの局面は「落ちてくるナイフ」のような局面なのか、あるいは「押し目買い」のチャンスなのか、見方が分かれるところです。
中国株(上海総合)については下落を止めようと政府が必死になっていますが、相場の力の方が強い状況。
(上海総合;過去2年)
これまで書いてきたように、1年で2.5倍にもなったものですから、下げて損をした個人投資家がいたとしても、まだ相当儲かっている個人も多い状況です。
ギリシャは今週末が山場。
長い期間にわたって銀行を閉じていることは出来ず、いよいよとなれば、ギリシャは1ユーロ=1 New Drachma として紙幣を発行せざるをなくなります。
当初これは仮に 1ユーロ=1 New Drachma だとしても、すぐに交換レートは動いてしまい、マーケットの力によって、1ユーロが、たとえば、1.6 New Drachma などで取引されるようになるでしょう。
ギリシャが始めれば、いずれはスペインなどに連鎖する可能性が高く(とくにスペインは年末総選挙)、ドイツとしては、こうした先まで読んだうえで、ギリシャに歩み寄るかどうかを決めることになると思います。
ここへきて、原油も激しく下落しています(下図)。
(WTI;過去3ヶ月)
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